2021年3月8日月曜日

GOLD

 2021.03.08

いこう 遠くまで二人きり

捨てよう 何もかも笑いながら

いこう 真夜中に出る舟で

今日までの二人に 手を振って

見知らぬ街 僕らは 別々の場所に振り

はぐれそうになったら 追いかけるのは止めて

思い馳せよう 星屑と地の果てへ

あの頃の二人に 辿り着くから

黄金色に輝く 天使に導かれて

独りぼっちで寂しかった その手に舞い降りるさ

だから

いこう 星屑と地の果てへ

もう一度 もう一度 生きられるから

笑いながら

いこう...


 これは、歌手の玉置浩二が作詞作曲したGOLDという曲の歌詞だ。

 この歌を始め、彼の歌には心揺さぶられるものが多い。

 かつて神奈川県某市にある身体障害者療護施設(現、障碍者支援施設)の運営をしていた頃、法人理事に頼まれて白梅学園短期大学で介護概論などの講義をしたことが数回あった。その講義には数十名の女子学生が出席していたが、授業が終わる前、質問などを伺う紙を配り確認したところ、その中に『先生は玉置浩二に似ていると言われたことがありませんか?』と書かれた紙があった。

 講義内容に関する質問票であったにも拘らず、そんな質問が書いてあり思わず苦笑したが、その玉置浩二は私が大好きな歌手である。特に、彼が書く歌詞は心の奥深くに触れられ、聞いていていつも泣けてくる。

 また、明日、10年目の東日本大震災がやってきてしまう。

 私はここ高野山で、何をしたら良いのだろう。

 岩手県の田老に行きたいがそれは叶わず、ここで彼の地の皆さんの心情を思い図ろう。

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