2021.04.11
新年度となり、私は職場が変わり、今までいたこども園の園児や卒園した児童は新学期を迎えた。きっとそれぞれに希望や不安を抱きながら過ごしていることだろう。
私は早速行政との多少のすれ違いを起こし、数年前までそうした対応を含め施設運営に苦心したことが思い出された。新しい職場のことは何れ書くとしても、もう少し咀嚼する時間がほしい。
先日、こども園でお世話になったご家族で、階下にお住まいで卒園となったOくん、年長園児となり手製の「感謝状」まで作ってくれたAさんのご家族から、辞める際にバーボンをいただいた。4/8、お礼の意味を込め、2人の園児にそれぞれご本を贈り、Aさんには私が東京・神奈川の友人たちに送った「遺言プロローブ」を併せてお届けした。理由は、この高野山にも私のことをよく知っていただいている方がいて下されば...という、勝手な私の思いからだった。
それをお渡ししようと思った時、階下にお住まいのOさんご家族も出てこられ、2世帯の皆さんと一頻りお喋りになった。そうこうしていると、そこに団地別棟に住まわれる外国人で高野山で働いている方も加わり、子どもたちは団地の入口で遊びながら、大人たちはお喋りに花が咲いた。
そんな何でもない夕方の一時を過ごしていると、こうして少しずつ地元に馴染んでいくんだな...と、温かい気持ちになれた。
さて、今日は久々の休みという感じで、天気も良いし、朝8:30頃から洗濯を始め、干し終わって食事を摂り、シャワーを浴びて、昼過ぎ12:30頃に富貴に出かけた。富貴は小学校分校に昼食配達している所だが、その道中の景色や富貴の町をゆっくり見て回ったこともないので、バイクで出かけた。
途中は勝手知ったる路なので、それほどこれまでと変化はなかったが、先日、友人たちに送った「遺言プロローブ」(上述)の中で、富貴について書いている部分『今はかろうじてほぼ舗装路ですが、路面はヒビ割れ、穴あき、欠落、継ぎ足し甚だしく、ガードレールなど僅かしかない狭い道..』と記述した部分があるが、この一部を訂正しなければならない。
今日バイクでゆっくり走ってよく見ると、雪や緑に埋もれた景色の中で紛れていたが、「ガードレール」はしっかりあることに気が付いた。むしろ、『ガードレールがない部分は僅かだが...』と訂正しなければならないほど、ずっとあった。
多分、富貴の雪や緑に心奪われ、ガードレールは私の視界の中で姿を現さなかったのだと思う...? 改めて富貴の皆さんにお詫びしなければいけない。ゴメンナサイ!
その富貴のある高台の一角に、「ヒマラヤカフェ」というお店がある。
そこは何と、私が3月まで勤めていたこども園のある園児のお母さんが営んでいるお店で、しかも私の新しい職場の出店があるセンターで働いていらっしゃる方であった。更に、その園児のお姉ちゃんは、やはり一昨年度こども園を卒園したお子さんで、私が昼食を配達している小学校分校のたった一人の小学生(3月まで)だった。私もよく顔を見知ったお姉ちゃんだが、今日はお友達の家に行き私は会えなかった。
そのカフェは今はお休み中のようだが、お母さんは私が訪れたチベットのタンカ(仏画?)を描く画家で、旦那さんはフランス人である。彼女は18歳でインドに渡り、10年程チベットでタンカを書く修行をされたようで、普段もチベットの民族衣装を着られる素敵な方だ。
そのお休み中のカフェにいきなりお邪魔し、体調を悪くし回復してきたばかりの顔馴染みの園児やお母さんとお話した。そのお家の裏にはグラススキーができる傾斜地があり、とてものどかでゆっくりできる、活き活きした場所だった。
昼食配達の合間や、休みの時に、またお邪魔しようと思う。
また、素敵な知り合いの輪が広がった。
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